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執筆者の写真kishida ken

ツィンメリットコーティング?


どうもキシダ模型でございますm(__)m 来週の3月15日金曜日は終日団体様の貸切となります よろしくお願い致しますm(__)m 団体様の制作会等、貸切にも対応しておりますので お気軽にお問合せ頂ければと思います(^▽^)/ 戦車会でこさえてた タミヤの48の4号戦車がだいたい組み上がりました♪


ツィンメリットコーティングは別売りのシールを使いました さてさて

戦車会でも少し話題になりましたが、このツィンメリットコーティング (ギザギザ刻みの入ったところです) これはいったいなんのために施工されていたかというと ↓こいつ対策です


吸着地雷という、対戦車兵器です。写真の下側に磁石がついていて 戦車にピトッと貼りつけて爆発させるというもの 吸着地雷は2種類あって、写真左はHHL3、右は少し大型のHHL3.5


ピトッ この磁石がくっつかない様に、非磁性体を装甲板表面に塗布していたのです。 刻みは、剥離した時の面積を小さくするためと軽量化のためでもあったそうです。 磁石で装甲板にくっつけて爆発させるという対戦車兵器は 我が国にも九九式破甲爆雷というのがあるのですが この吸着爆雷には、それとは大きく異なるところがあります ドイツがこさえた吸着爆雷はモンロー・ノイマン効果を利用した成形炸薬を使っています モンロー・ノイマン効果とは

円錐形のくぼみをもつように炸薬を成形して、円錐の頂点方向から起爆すると爆発の衝撃波は円錐中心軸方向に集中(モンロー効果) さらに円錐形のくぼみ部分に金属の内張を施すと、その内張が爆圧によって超高速の金属塊となって前方に噴出(ノイマン効果)装甲板を貫徹するというものです

この吸着地雷、140mm厚の装甲板を貫徹する能力があった様です 吸着地雷をこさえたのはドイツだったのですが 敵も同じようなものを使ってくるに違いないと思い 自軍車両に非磁性体を塗布したツィンメリットコーティングを施すようになったのであります しかし、成形炸薬弾は歩兵が携行できる対戦車火器(バズーカ、パイアット、パンツァファウスト等)の弾頭には利用されたものの、戦車にピトッとくっつけに行く必要がある吸着地雷の様な形式のものは他国では使われませんでした


よってツィンメリットコーティングも 43年の8月ころから施工されて、44年の9月くらいで施工するのをやめています。 模型を製作するときにも、普段生活するぶんにも全く役にたたない事ですがw

こういうのを調べたり、知るというのも 模型趣味の楽しいところの一つではないかなと思いますw それでは、本日もオープンしております ご来店お待ちしておりますので、よろしくお願い致しますm(__)m したらねー( `・∀・´)ノ


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